「フウセンカズラ」タグアーカイブ

フウセンカズラのグリーンカーテン

フウセンカズラ。その名の通りふわふわとした風船のようなかわいい実と、黒地に白のハート型模様の種のできる愛らしい植物。

IMG_1553

IMG_7674

(写真は昨年のもの)

グリーンカーテンとしても見た目も良く、育てるのもすこぶる楽なので、初心者向きだと思います。うちのフウセンカズラも、昨年の2世達が現在順調に育っています。

しかし、欠点というか扱いが少し難しいところもあります。


 

  • 生育は早い方ですが、西洋アサガオなどよりは育ち始めが遅いです。

フウセンカズラは、比較的ずんずん伸びる方ではあるのですが、同じグリーンカーテン向きの西洋アサガオやゴーヤに比べると育ち初めが遅いのです

ちょうど今の時期(7月上旬。地域によりますけども)ですと、アサガオの3分の1くらいの大きさにしか育たなくて、心配になってる方もいらっしゃるのではないでしょうか(実は私も昨年心配になりました)。

といっても、大きく育つのはこれからです。梅雨をあけたくらいからぐぐっと伸びだします。地植えなら4、5m程度、2階のベランダに到達するくらいにはなりますのでご安心を。

水と肥料をしっかりと!


 

  • 誘引が難しい。

アサガオなどの場合はツルを誘引してやることで、上でも横でも好きな方向に伸ばすことができるのですが、フウセンカズラの場合は巻きひげが細いこともあり、上手く誘引するのは非常に難しいです。

フウセンカズラは、勝手に育つに任せるのがいいかもしれません。


 

  • 太い支柱には巻き付けない。

巻きひげがとても細いので、細い支柱やネットにしか巻き付けません。このあたりはアサガオやゴーヤと違って気をつけてあげないといけないところですね。支柱を使う場合は細いものを用意してあげましょう。


 

【摘心は?】

ちなみにフウセンカズラもアサガオなどと同じく、本葉が5~7枚程度になったときに摘心してやるとツルが増えますので、先端を摘心してやりましょう。

IMG_1322

とても小さな花ですが、実と種だけなく花もかわいいですよね。

にほんブログ村 花・園芸ブログ グリーンカーテンへ
にほんブログ村


現在のグリーンカーテン状況

前回は昨年同時期のグリーンカーテンを載せましたが、今回は今年のものです。

IMG_7078IMG_6994

だいぶ上の方にも伸びてきました。まだまだ先端の弾幕は薄いですが、一方、下の方はかなりもさもさしてます。元々複数列に植わってる上に、昨年の失敗をふまえて、摘心でツルを増やしております。

同じネットに複数ツルが絡まってる場合、1本を伸ばし、残りを摘心してツルを増やすという二段構えの方針にしてみました。

写真では分かりづらいですが、さらにアサガオのあとから、フウセンカズラも追いかける三段目も準備してます。今年は三段構え。

IMG_7115

ちょっと分かりづらいですが、横から見るとこんな感じです。そろそろ下の方に雑草が出てきちゃってますね。

IMG_7051

また、7月に入って、アサガオの花が咲く数が増えてきました。複数種類が混ざってることもあって、毎朝、どんな咲き方をしてるかを見るのが楽しみです。

にほんブログ村 花・園芸ブログ グリーンカーテンへ
にほんブログ村


グリーンカーテンのススメ&作り方

【グリーンカーテン(緑のカーテン)とは】

おおざっぱにいうと「よしず」や「すだれ」の代わりに、ネットにからませた植物で、夏の強い日差しを遮るものです。これによって、日射を遮り、建物内部の室温を抑えることができます。

【例】

IMG_0747

IMG_0800

うちの昨年育成中のグリーンカーテン(6月下旬~7月上旬頃)。

正直この状態では弾幕(?)が薄すぎて効果が少ないですが、でもまだまだ育ち、8月には2階のベランダを埋め尽くすまでに成長しました。

[参考:Google画像検索] ← そして、ガチでやるとこうなります。

うちでは地植え中心でやってますが、プランタや鉢植えを使えばマンションでも可能です(もしかしたら地植えよりプランタでやってる方の方が多いかも)。


 【日射だけでなく、まわりからの輻射熱も減らす】

直接の日射を防ぐことによって、中に入ってくる熱エネルギーをカットする効果はもちろん、地面など家の周りの表面温度を下げること効果もあります。この結果、家の周りからの輻射熱(放射熱)をも減らすことが出来るのです。

元々、南側の庇(ひさし)の張り出しが大きな設計の家ですと、直接の日射はあまり気にならないかもしれません。しかし輻射熱は下からくるので、対策無しでは防げないのです。

【さらに蒸散効果も】

さらにグリーンカーテンの場合は、「よしず」や「すだれ」と違って生きている植物ですので蒸散を行っています。水分を周りに放出してるわけですね。これによってさらに温度を下げることができるのです。

家の中からの見た目も木漏れ日のような状態にできますので、雰囲気も良くなります。

【どのような植物がグリーンカーテンになるのか】

グリーンカーテンとなり得る植物はツル性の植物で大きく育つ物なら
いろいろな選択肢があります。

定番のゴーヤの他、アサガオ(西洋アサガオ、日本アサガオ、琉球アサガオ)、ユウガオ、フウセンカズラ、ヘチマ、ヒョウタン、キュウリ、パッションフルーツなどなど、花や実ができるものだけでなく、食べられるものまでいろいろあります。

私は面倒なので農薬を使う(家庭用のオルトラン程度ですが)ことから食べ物(キュウリなど)を避け、また臭いがキツイもの(ゴーヤなど)を避けた結果、育成が比較的楽な西洋アサガオとフウセンカズラを選択しました。

(余談ですが、琉球アサガオは大きくなりますが、1年で枯れないで越冬するため、他のアサガオとは少し違う扱いになりますので、ご注意)

もちろん、それぞれにメリットデメリットがありますので、どの植物を選ぶかは好みです!


 【摘心とは】

別のところで摘心って何?という質問がありましたので、これもグリーンカーテンにとって重要なことですので、ここで書いておきます。

摘心というのは、茎や葉を増やすために、伸びている茎の先端を意図的に摘むことです。

例えばアサガオですと、茎の一番先、先端を摘心しますと、その下の葉っぱの分かれ目から小ツルが何本か生えてくるという性質があります。この性質を利用することで、実質ツルを枝分かれさせることができるのです。

さらに小ツルを摘心すると、孫ツルが……と、どんどんツルを増やすことが可能なのです(さすがに、アサガオの場合はひ孫ツルまではふつうやりませんが)。

先を詰んでしまうのは、一見かわいそうにも思いますが、摘心することでむしろ大きく立派に育ちます。ツルが増えるとその分葉っぱも増えますのでグリーンカーテンとしての効果も増やすことができるのです。ですので、適度な摘心を行った方が良いことが多いです。

どのタイミングでどの程度、摘心するかは植物や育て方によりますので、グリーンカーテンを作る場合は、植物ごとの摘心のやり方を調べておいた方が良いでしょう。

(ちなみに、私は昨年摘心回数が少なすぎて、カーテンの下層がスカスカになってしまいましたという失敗談。模索も必要なようです)

【ネットの張り方】

無数に方法がありますし、家の形にもよります。我が家の場合は、上は2階のベランダにネットを結び、下は地面にキャンプ用のペグで止めるという方法にしました。

余談ですが、ベランダに固定するときの仮止めには洗濯ばさみが便利です。これだと仮止めのまま位置を調整しやすいです。

グリーンカーテンの植物が大きく育った場合、なかなかの重量になるため、丈夫な作りできっちりとネットを張る必要があります。また、日本には台風という強敵が居ますので、飛ばされないよう固定する方法を模索しましょう。

[参考:環境省 グリーンカーテンの設置方法]

ネットは「第一ビニール」という会社(「DAIM」も第一ビニールのブランドです)のものが評判が良く、うちでも使っています。2年目でも見た目劣 化なしです。ちなみに地面から2階のベランダまでですと、余裕を持って5mくらいの長さが必要です(少しだけ長すぎる分は巻いてます)。


【グリーンカーテンを作ってみませんか?】

水やりや肥料やりの手間は多少かかりますが、大してお金がかからないで楽しめるのも魅力です。種や苗も安いものが多いですし、ちょっと大きめなのでもネット代くらいでしょうか。といっても180cm*5mの大きさのものでも2000円程度です(上記参照)

そろそろ7月ですので、種からのスタートではちょっと遅いかもしれません(多くは5月~6月に種まき)ので、今から始めたい!という方はホームセンターなどで、すでにある程度育った苗を買ってくることをお奨めします。

逆に言いますと、苗からであれば、いまからでもグリーンカーテン作成は十分可能です。

にほんブログ村 花・園芸ブログ グリーンカーテンへ
にほんブログ村


フウセンカズラ・アサガオ・そしてサルビア

IMG_6749

フウセンカズラの花が咲きました。とても小さなかわいい花です。

IMG_6767

Light Blue Star のアサガオ。

IMG_6740

やーっと、前に植えたサルビアの芽が出てきました。植えたの6月18日なんですけどね。1週間以上かかりますか。

と思ったのですが、そういえばアサガオも1週間以上経ってから芽が出てくるのもありましたね。

ちなみにこのサルビアは、『KOBE新長田ぽっぷカルチャーフェスティバル』というイベントの時になぜか配っていた種を植えたものです。