フウセンカズラ。その名の通りふわふわとした風船のようなかわいい実と、黒地に白のハート型模様の種のできる愛らしい植物。
(写真は昨年のもの)
グリーンカーテンとしても見た目も良く、育てるのもすこぶる楽なので、初心者向きだと思います。うちのフウセンカズラも、昨年の2世達が現在順調に育っています。
しかし、欠点というか扱いが少し難しいところもあります。
- 生育は早い方ですが、西洋アサガオなどよりは育ち始めが遅いです。
フウセンカズラは、比較的ずんずん伸びる方ではあるのですが、同じグリーンカーテン向きの西洋アサガオやゴーヤに比べると育ち初めが遅いのです。
ちょうど今の時期(7月上旬。地域によりますけども)ですと、アサガオの3分の1くらいの大きさにしか育たなくて、心配になってる方もいらっしゃるのではないでしょうか(実は私も昨年心配になりました)。
といっても、大きく育つのはこれからです。梅雨をあけたくらいからぐぐっと伸びだします。地植えなら4、5m程度、2階のベランダに到達するくらいにはなりますのでご安心を。
水と肥料をしっかりと!
- 誘引が難しい。
アサガオなどの場合はツルを誘引してやることで、上でも横でも好きな方向に伸ばすことができるのですが、フウセンカズラの場合は巻きひげが細いこともあり、上手く誘引するのは非常に難しいです。
フウセンカズラは、勝手に育つに任せるのがいいかもしれません。
- 太い支柱には巻き付けない。
巻きひげがとても細いので、細い支柱やネットにしか巻き付けません。このあたりはアサガオやゴーヤと違って気をつけてあげないといけないところですね。支柱を使う場合は細いものを用意してあげましょう。
【摘心は?】
ちなみにフウセンカズラもアサガオなどと同じく、本葉が5~7枚程度になったときに摘心してやるとツルが増えますので、先端を摘心してやりましょう。
とても小さな花ですが、実と種だけなく花もかわいいですよね。