悪質広告

【注意喚起】「おとな特別手当『3万円』支給開始します。」というメールにご注意を

「【重要】おとな特別手当『3万円』支給開始します。」といううさんくさいメールが出回っています。

先に書いておきますが、公的にこのような制度はありません!

よって詐欺なのか個人情報収集なのか目的は分かりませんが、なんらかのあやしいものです。差出人は「財団法人国民財務センター 」。なんじゃそれと、調べてみると……

財務省の名称等を不正に使用する団体名 : 財務省 http://www.mof.go.jp/caution/ichiran.htm

はい。財務省のサイトに不正名称団体としてばっちり載ってました。

ていうかなんでしょうね「おとな特別手当」。こちらもぐぐってみると、しっかりそれっぽいサイトが作られてますね(金額や人数はツッコミどころ満載ですが、無駄に見やすい!)。

ドメインは.infoで、サーバーはX SERVER。誰でも取得できるドメインとレンタルサーバーです。WHOISのほうは見えませんでした。

まぁ、あやしすぎるので、あれですが、ともかく騙されないようにご注意ください。


WHOISで、メールに書いてたあった転送元のドメイン(.com)を調べてみたら、

abuse@***.jp (一応、伏せ字)

っていうなにそれっていうメールアドレスが載ってますね。

abuseは、悪用とかいう意味です。abuse行為=迷惑行為。迷惑行為の通報窓口などの名前によく使われてたりする名前ですが、このアドレスがほんとにあるのかは分かりませんし、本来の登録者とはおそらく違ってますね。

ドライバアップデートを装う広告

 ドライバアップデートを装う広告

 

↓以下はサンプルです

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↑以上はサンプルです


 

懲りないなぁというか……新タイプですね(笑)

今度はドライバ更新を装う広告がGoogle Adsenseで出ました。

 


リンク先はおなじみWinzip

 www.winzipsystemtools.com

ですね。

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ご丁寧にWindows公式っぽい作りになっております。

今回も、例によってもちろんニセモノですので、間違ってもインストールしたりしないようにご注意ください。


 

ていうかドラーバーって(笑)

「1.Windowsエラーを修正する必要があるかもしれません」という広告

「1.Windowsエラーを修正する必要があるかもしれません」という広告

↓以下はサンプルです

イメージ5717

↑以上はサンプルです


 

またこの系統の広告です。繰り返しますが広告欄に表示されてますので、実際のエラーを見てるわけはありません。

リンク先はuniblueですので、前回と同じところですね。

ところで、この広告、Windowsでなくても表示されると思うのですがどうなんでしょう。

 

 

 

ツイッターで「レイバンのサングラスファッション特価特典として、2499円! 今日限り:」というリプライ

ツイッターで「レイバンのサングラスファッション特価特典として、2499円!  今日限り:(以下URL省略)」というフォロワーからのリプライによる広告が流行してします。

以下サンプル

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さて、今回の件はどうやらよくあるアプリの許可によるものではなく、アカウントとパスワードの乗っ取りのようです。リスト型か総当たり攻撃をしてるようです。

できるだけ英字数字交じりで10文字以上の複雑なパスワードにしておいた方がよさそうです。


 

ちなみにリンク先は例によって本物とは関係のない偽サイトですので、間違っても買ったりしないようにご注意ください。

「警告」「Windowsのエラーを修復」「パソコンの起動を遅くしているエラーを取り除く」「無料スキャン」という広告

「警告」「Windowsのエラーを修復」「パソコンの起動を遅くしているエラーを取り除く」「詳細を表示」「無料スキャン」

↓以下はサンプルです(サイズを縮小しています)

イメージ5012

↑以上はサンプルです


 

このような広告も登場しました。リンク先は前回と同じく

http://www.uniblue.com/ (以下省略)です。

前回同様ドライバを検査して、不安を煽るタイプです。広告からしてソフトウェアの内容はこちらもお察しください。


 

なお、今回は、Google AdSenseではなく、BidVertiserという広告会社が出してますね。

「重要なメッセージ」「PCの動作が遅いですか? コンピュータを無料でスキャンし、クリーンアップをしましょう!」 という広告

「重要なメッセージ」
「PCの動作が遅いですか?
コンピュータを無料でスキャンし、クリーンアップをしましょう!」
「こちらをクリック」

↓以下はサンプルです(サイズを縮小しています)

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↑以上はサンプルです


このような広告も登場しました。デザインからこちらも前回と同タイプだと思われます。

リンク先は、

http://www.uniblue.com/ (以下省略)です。

こちらはドライバを検査して、不安を煽るタイプですね。広告からしてソフトウェアの内容はお察しください。


 

続編:こちら(「警告」「Windowsのエラーを修復」「パソコンの起動を遅くしているエラーを取り除く」「無料スキャン」)もリンク先は同じようです。

「重要なメッセージ」「コンピュータが遅いですか? 今すぐ無料スキャンをして 新品のように動作させましょう?」という広告が登場

「重要なメッセージ」
「コンピュータが遅いですか?
今すぐ無料スキャンをして
新品のように動作させましょう?」
「ここをクリック」

↓以下はサンプルです(サイズを縮小しています)

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↑以上はサンプルです


このような文言の広告が登場しました。他のものに比べると、文章はおとなしいですが、広告自体が派手ですね。

リンク先は

http://ja.reimageplus.com/ (以下省略)です。

「重要なメッセージ」とWindowsダイアログのような形が無ければ、広告そのものは悪質とまでは言えない内容なのですが……今回も意図的に紛らわしいデザインを使ってますので、リンク先のものはお察しください。

ちなみにReimageは、イスラエルの会社です。

ソフトウェア自体は、安定性・セキュリティ・レジストリなどに「問題がある」との判定を出し、不安を煽って、有償版を買わせようとするタイプです。

また、一度このソフトウェアをインストールしてしまうとアンインストールが多少困難のようですのでご注意ください。


 

ちなみにリンク先では例によってMicrosoftと関係有るような書き方をしていますが、Microsoftがいちいち認証したりはしてないのでご注意ください。

また、なぜかMcAfeeのロゴがあったりしますが、これは「そのサイト自体がマルウェアに汚染されてませんよ」というだけで、ソフトウェアとは何も関係ありませんので、こちらも大手なのかと勘違いしないようにご注意ください。