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『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』

「ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。」という本のタイトルです。

HSPの提唱者エレイン・N・アーロン博士の本で、原題が「Highly Sensitive Person」 (非常にセンシティブなひと)です。そのままHSPですね。

アメリカでベストセラーになった本の日本語訳です。ただ、個人的にどうも原題と日本語訳のタイトルがずれていて、分かりづらいように思いますが。

タイトルはそれはともかく、内容はこれから読んでみます。この本で、HSPとのつきあい方がある程度分かればよいのですが。


LEDによる疲れ目軽減

LEDの蛍光灯と比べてチラツキが少ない「紫外線がほとんど出ていない」という特徴は、HSPの光に対して敏感すぎることによる、疲労軽減に使えるではないかと考えています。


別ブログにですが、
LED照明のメリットデメリット
について書きましたので、興味がおありのかたは参照してください。


ただ、LEDは光の指向性が強いため、真正面から見つめると眩しいというのを経験したことのある方もいらっしゃるでしょう。ですので、配置に気を使う必要はあります。

前にも書きましたが、パソコンのディスプレイやTVへの映り込みのない配置を考えることも大切です。また、ディスプレイやTV自体もチラツキ低減機能を持ったものを選ぶことをお奨めします。


「敏感すぎるひと」HSP。そのつらさの1つは。

HSPの辛さの1つは、なんといってもその辛さを話しても、わかってもらえないことです。HSPでないひとには、ほぼ意味がわからないようなのです。

例えば職場の天井の低い位置にむき出しの蛍光灯があります。日本の職場の場合このような、何も対策されていないとことがまだまだ多くあると思います。

また、とにかく「明るければいいや」という考え方のひともいまだに多く居ます。職場環境に無頓着な方が予想以上に多いですね。(まじめな話、HSPかそうでないか関わらず、日本の労働生産性を大きく下げてる要因ではないかとも思っていますが、今回は割愛)

こういう職場はHSPにはとても辛いものです。直接目に蛍光灯の光が入る席でパソコンを触らざる得ない場合などは眩しくて仕方ありません。こういうときは、気分が悪くなり、能率が著しく落ちてますし、場合によってはほとんど仕事にならなかったりすることさえあります。

パソコンを使うことがない、紙でしか仕事をしないような時代の事務所ならまだよかったのかもしれません(それでも今の環境は明るすぎるところが多いように思います)。

でも今はパソコンなしでは仕事になりません。パソコンを能率よく使える環境を考えてほしいものです。

しかし、このことを上司や事業者に説明しても、なかなか対策して貰えません。場合によっては話すら聞いてもらえず、ひどいときにはただのわがままか何かにしか思われないことさえあります。

HSPの認知度が低すぎるため、どうしても説得が難しく、本当にここがつらいところです。

しかし、実際は、様々な細かい対処の積み重ねで軽減できることも多いのではないか。そう思うことがあります。自らの対処、外的な環境整備両方を併せて。

このサイトなどでHSPの存在や苦労を少しでも報せることができたら良いなと思っています。また具体的な対処法も模索いたします。


「敏感すぎるひと」HSPとは - 診断と模索 –

【HSPとはHighly Sensitive Person の 略 で、とても敏感なひとのことです。】


おおさっぱにいうならば、敏感すぎて生きづらい人々です。音や光に限らず臭いや痛みなどあらゆるものに対して敏感です。

アメリカのエレイン N. アーロン博士によって提唱された概念で、遺伝的な特徴であり、病気ではありません。

アメリカ人のうち15~20%はHSPであるといわれており、日本人はもっと多いのではないかと言われています。

博士のサイトを日本語訳したところがあったのですが、閉鎖されてしまいましたので、詳細はWikipediaを参照してくしてください。


HSPのことを日本では過敏性症候群と呼ばれることもあるようなのですが、情報不足でまだまだよくわからないことが多いです。

なお、紛らわしいですが「過敏性症候群」と「過敏性症候群」とは別の物です。(余談ですが私は過敏性腸症候群にもなったことがあります)


 

【診断】

エレイン・アーロン博士作成のセルフテスト(HSP診断)がありましたが閉鎖されてしまいました。(日本語翻訳版)

私は27項目中25項目該当。(14項目以上でHSPの可能性)

また、もう1つほぼ同内容のものがありましたが、こちらも閉鎖

こちらでは私は85点。ランクA(A~Eなので一番上)でした。

私はおそらく高確率でHSPだと思われます。そして、このような遺伝基質が存在するのを知ったのが、ごく最近のことです。

周りの多くの人はなぜこの眩しさが、なぜこの騒音が気にならないんだろう??という疑問に感じることが今まで多々あったのですが、こういうことならば得心がいきます。


【症例】

ひとまず私個人の例ですが、とにかく音や光、臭い、痛みなどに敏感です。

例えば臭いに関しては、つわりの女性と同じような傾向の臭いが苦手であったため「万年つわり」と言われたことすらあります。(他にエアコンなどに付くトリコスポロンというカビに対してアレルギーらしいのもありますが)

ただ、現状では臭いよりも、さらに音や光によって、生活上辛いことが多く、とにかく外のちょっとした音で驚きますし(隣家の扉や車の扉が閉まる音など)、蛍光灯などの光を直接見ると、眩しくてあっという間に気分が悪くなります。

また、ちょっとした温度の変化にも敏感です。


【できるだけでも対処を】

我が家では天井にむき出しになっていた蛍光灯を取り払い、別の場所にLEDライトを直接目に入らない間接照明として配置するなど工夫して生活しております。

仕事柄どうしてもパソコンを使うことも多いですが、この場合も、チラツキ低減機能のあるディスプレイを使い、輝度を最低クラスまで落とし、色温度も下げています。さらに照明も映り込みが起こらないように配置するなどの対処をしています。

ちなみに、安物のノートパソコンのディスプレイなどではすぐに目や頭が痛くなってしまい仕事になりません。


【さらにどうつきあうのか】

このあらゆるものに対する過敏さですが、そのときの体調などにも左右されるため、できるだけなんとか対処できないか?という方法を日々考えております。日や状況によっては「まし」ということも当然あるのです。

病気ではなく遺伝的基質や体質である以上、完全にこの特性を無くすのは不可能なようなので、どうにかつきあって暮らしていくしかないわけです。ゼロにするのが無理でも、少しでも軽減できないものか。そういうつきあい方の模索です。


【デメリットばかりではない】

また、敏感すぎて暮らしづらい欠点の方が現状大きいですが、裏を返せばメリットもでもあるのです。

どうやらほとんどのひとに比べて観察力が高いようで、多くのひとが気づいてないような小さな変化にも気づきやすく、また気づいていることが多いです。

過去に私も「気づきの魔人」「悟りの魔人」などと言われたこともあり、ちょっとした変化やエラーなどを発見するのはどうやら得意なようです。ということは、場合によってはこの特徴は活かせるはずです。


【このブログの方針】

さて、このブログではHSPの敏感すぎて辛いという欠点とどうつきあっていくかを考え、さらにHSPの長所をどう生かしていくかを模索していこうかと思います。

また5人に1人ほどもHSPの方々が世の中にいるのならば、いったいどうやって普段暮らしてるのだろうか?という単純な疑問があります。このあたりも調べたいなという思いもあります。

自分なりの折り合い方を編み出してる方、気づかずに我慢して無理に生きてる方、それぞれたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

この手のものは、1人だけでどうにかできるものは限られます。是非、情報を共有いたしましょう。