「日本郵政」を装ったウイルス付メールが流行っています

調べてみたところ、昨年の12月頃からのようですが、今年の2月3月になって急増してるようです。

文面例は以下。


 

拝啓
配達員が注文番号○○○○の商品を配達するため電話で  連絡を差し上げたのですが、つながりませんでした。従ってご注文の品はターミナルに返送されました。
ご注文登録時に入力していただいた電話番号に誤りがあったことが分かりました。
このメールに添付されている委託運送状を印刷して、最寄りの日本郵政取り扱い郵便局までお問い合わせください。
敬具


 

この下にそれっぽく住所が付いています。また、「日本郵政」ではなく、「JAPANPOST」という名前が入っていたりするバージョン違いもあるようです。

添付ファイルはzipファイルで、その中にウイルスの実行ファイル(.exe)が入っています(ので、まぁ解凍して実行しない限りは感染しないとは思います)。

送信元のメールアドレスが、明らかに日本(.jp)ではなく、ロシア(.ru)、ドイツ(.de)、オランダ(.nl)などだったりしますので、名前が「日本郵政」でも、とにかく疑って確認して下さい。

そもそも、日本郵政に住所とメールアドレスを紐づけるサービスは無いので、郵便局から印刷して持ってきてくれなどというメールが来ることはありません。

しかし、文面が巧妙にそれっぽいだけに騙されないようにご注意ください。

実際、うちの親が踏みかけてあわや大惨事でした。

なお、Gmailを通してメールを受信している場合は、すでにウイルスとして検知されて除外されますので、問題はないです。

ブラウザでないソフトを使ってメールを受け取ってる方はご注意を(zipファイルで来ますので、設定によってはウイルスとして検出されない可能性があります)。


 

参考:日本郵政のサイト、お知らせ

タイトル:日本郵政を騙った不審メールが急増していますのでご注意ください

http://www.japanpost.jp/information/2016/20160216115665.html